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ハイショウソウ・・敗醤草 |
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ハイショウソウ・・敗醤草
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【基 原】 |
本来はオミナエシ科(Valerianaceae)オトコエシPatrinia villosa Jussieuの根を含む全草を乾燥したものを白花敗醤といい、これが正条品とされている。この根を日本では敗醤根として用いる。実際に市場に敗醤草として流通しているのは、アブラナ科(Cruciferae)グンバイナズナThlaspi arvense L.であり、また敗醤としてはキク科(Compositae)ハチジョウナSonchus brachyotus DC.などがある。オミナエシP. scabiosaefolia Link.はほとんど流通していないといわれる |
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【出典】 |
神農本草経 中品 |
【別名】 |
鹿腸(ろくちょう)、鹿首(ろくしゅ)、鹿醤(ろくしょう)、苦菜(くさい) |
【成分】 |
イリドイド配糖体のloganin、villoside、morroniside、サポニンのpatorinoside類、scabioside類その他を含む(オトコエシ、オミナエシ) |
【効能】 |
胃腸炎、腫張(虫垂炎の治療)、腹痛、下痢、帯下、産後瘀血
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【薬理作用】 |
清熱解毒、消腫排膿、祛瘀止痛 |
【臨床応用】 |
1.熱毒癰腫に用いる。
とくに内癰を治し、腸癰に多く使われる。
本品は瀉熱解毒、散結排膿できる。
本品は、苡仁、附子を配伍した薏苡附子敗醤散で、腸癰に膿がでた者を治す。
また、腸癰に膿がまだ形成しないときは、金銀花、牡丹皮などを配伍する。
肺癰による発熱、咳、膿血を吐くときは、魚腥草、芦根、桔梗などを配伍する。
熱毒瘡癤に用いるときは、内服あるいは鮮品をすりつぶして局所に塗布すると一定の効果がある。
2.血滞による胸腹疼痛に用いる。
本品は祛瘀止痛の効果がある。
単用煎服するか、五霊脂、香附子、当帰などを配伍する。
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【性味】 |
味は辛、苦、性は微寒 |
【帰経】 |
胃、大腸、肝 |
【処方】 |
薏苡附子敗醤散 |
【用量】 |
3~15g。 |
【使用上の注意】 |
過量に服用すると、頭がふらつく、悪心などの症状及び白血球減少が生じる |
【産地】 |
中国、日本 |
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