|
|
|
当サイトのコンテンツを複製した運営サイトおよびブログが多々ございます。
当サイトのコンテンツは、当サイトが保有しており、著作権法で保護されております。
当サイトの許可なく複製したり、内容を変更しての2次利用などはしないでください。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
シコン・・紫根 |
|
シコン・・紫根
|
【基 原】 |
ムラサキLithospermum erythrorhizon Siebold et
Zuccarini(ムラサキ科Boraginaceae)の根を乾燥したもの。なお中国ではこれを硬紫根と称するが、まれに同科のOnosma paniculatum
Bur.et Fr.ほかを含めることがある。また同科のMacrotonia euchroma Paulsの根を軟紫根と称す |
|
|
【出典】 |
神農本草経 中品 |
【別名】 |
紫草(シソウ)、紫丹(シタン)、茈草(シソウ) |
【成分】 |
ナフトキノン類のアセチルシコニン(acetylshikonin)、シコニン(shikonin)という色素や青酸配糖体lithospermosideなど |
【効能】 |
消炎、解熱、活血、解毒 |
【薬理作用】 |
涼血解毒・透疹
最近の実験によると、これらの効能は解熱作用と関連がある。
強心作用・解熱作用・抗真菌作用・抗ウイルス作用・下垂体および絨毛膜ゴナドトロピンへの拮抗作用
その他:現在、紫根は麻疹を予防し、湿疹様皮膚炎・女性外陰部の炎症などに効果があることが観察されているが、機序はまだ明らかではなく研究に値する。 |
【臨床応用】 |
水痘・麻疹に対する主薬である。
- 水痘・麻疹の初期で、色が赤くて発疹しそうで発疹せず、便秘をともなっているときに使用すると、完全に発疹して(透発)病勢が軽減する。下痢・泥状便のものや、鮮紅色に発疹したものには使用しない。
- 湿疹・女性外陰部の炎症には、紫草油(紫根を植物性の油にとかしたもの)を外用する。
|
【性味】 |
味は甘・鹹、性は寒 |
【帰経】 |
心・肝経 |
【処方】 |
|
【用量】 |
3~9g |
【使用上の注意】 |
“紫草”の名称がついている3種類の薬物を鑑別する必要がある。
- 紅条紫草:本項で述べたムラサキ科ムラサキの根(紫根)。
- 北紫草:白頭翁の一種バラ科委陵菜(カワラサイコ)。
- 紫草茸:ラックカイガラムシが樹上で分泌した脂状ゴム様物質。
|
【産地】 |
中国、韓国、日本
|
Copyright (C) 2001 sm-sun.com
All Rights Reserved. |
|