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①六淫の邪の1つ。温熱・暑熱などは火の病邪に属し、性質は陽で、現れる症状はすべて熱性である。
②生命の動力。陽気から化生する生理的な火。君火・相火・少火などがある。
③病理変化によって生じる機能亢進の表現。各種の病邪の感受・七情内傷・五志過極などは、一定の条件下では火に化し、生理的な火が過度に亢じると病理的な火に転化する。
臨床症状から実火と虚火に分けられる。実火の多くは病邪の亢盛で生じ、急性熱病でみられることが多く、高熱・多汗・口渇・狂躁・顔や目が赤い・喀血・鼻出血・舌質が紅・舌苔が黄燥・脈が数で有力などがみられる。
虚火の多くは陰液の虚損によって生じ、慢性の消耗性疾患でみられることが多く、煩躁・不眠・五心煩熱・頬部紅潮・盗汗・咳嗽・血痰・舌質が紅絳・舌苔が少ない・脈が細数あるいは虚数などがみられる。
④五行の1つ。五臓の心をさす。
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