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①八綱のうち、病変の属性を弁別する2つの綱領。個体における陰陽の偏盛偏衰という2つの異なる性質を概括した症候。
『素間・陰陽応象大論』には「陽勝ればすなわち熱、陰勝ればすなわち寒」、『医学心悟・寒熱虚実表裏陰陽弁』には「一病の寒熱は、すべて口渇と不渇、渇して消水と不消水、飲食の喜熱と喜冷、煩躁と厥逆、溺の長短赤白、便の溏結、脈の遅数をもってこれを分つ」とある。
②悪寒発熱の略称。「寒熱時作」「寒熱往来」など。
③『霊枢』の1篇名。瘰癧の成因・治療法・予後・診断法が述べられている。
古人が瘰癧の形成について、寒熱毒気が経脈に留積したためとしていることから、この名がある。
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