|
発汗法・解表法ともいう。腠理を開き、発汗させることにより表邪を解除する治法。
汗法には解熱・透疹・消水腫・祛風湿などの作用があり、主として外感表証および癰腫・麻疹・早期の浮腫(上半身に顕著)などに適用する。汗法は辛温発汗と辛涼発汗に大別し、前者は寒邪によるものに、後者は熱邪によるものに用いる。
本法は発汗によって祛邪するのが目的であるが、過度に発汗させると津液を消耗し、甚だしいときは虚脱を招く。
したがって、心臓衰弱・脱水・出血・傷津のみられる者には禁忌である。
虚弱者で発汗解表の必要があるときは、益気・滋陰などの薬物を適宣配合する。
蒸気浴・針灸などで発汗させるのも汗法に属する。
|
|
Copyright (C) 2001 sm-sun.com
All Rights Reserved. |
|