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気陰両傷ともいう。熱性病あるいは慢性病の経過にみられる陰液と気が消耗した病態。
程度が軽いものは気陰不足という。
臨床上次のような場合がある。
①熱性病の極期に高熱による発汗で津液を消耗し、津液とともに気も脱出して、大汗・呼吸促迫・口渇・舌質が嫩紅あるいは乾燥して絳・脈が散大あるいは細数を呈し、虚脱の傾向がみられるもの。気津両傷とも称する。
②熱性病の後期で、肝腎陰虚と腎気の損傷が生じ、微熱・五心煩熱・自汗・盗汗・倦怠・口や舌の乾燥・舌質が絳・舌苔が少ない・脈が虚大などがみられるもの。
③内傷雑病で気陰が次第に消耗し、疲労倦怠感・元気がない・話したくない・口の乾き・のどの乾き・自汗・盗汗・潮熱・口渇・舌質が紅・無苔・脈が虚数などがみられるもの。
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