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薬物の効能と臓腑経絡との関係から導かれた結論で、ある薬物がある臓腑経絡の病変に一定の治療効果をもつことを表している。
例えば、桔梗・款冬花は咳嗽・呼吸困難など肺の病変に有効なところから肺経に帰し、天麻・全蝎・羚羊角は手足抽搐など肝経の病変に効果があるので肝経に帰すというように、帰経とは薬物の効能を総合したものである。
1つの薬物が複数の帰経をもつことは、その薬物の治療範囲が広いことを示す。
例えば黄連の帰経は心・肝・胆・脾・胃・大腸で、広く六経の熱証に対し用いられる。
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