|
3才以下の小児の食指腹側外縁に浅在する小静脈をいう。
小児は脈診時に泣いたり暴れたりして脈象を判断しにくいので、指紋を判断の補助とする。
近位指節を風関、中位指節を気関、遠位指節を命関という。
正常の指紋は紅色を帯び、風関内に見られる。
病変時、紫色は熱、淡紅色は虚、青色は風あるいは痛、青紫・黒は血瘀を示す。
また、指紋が風関内にだけ見られるのは病邪が浅く病変が軽いことを、気関にも見られるのは邪が比較的深いことを、命関に達しているのは重症であることを示す。指尖に達するのは透関射甲といいさらに重症である。
指紋の変化は病変の軽重・浅深を反映し、弁証の参考になる。
|
|
Copyright (C) 2001 sm-sun.com
All Rights Reserved. |
|