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津液と血は同じく飲食の精気から化生され、相互に転化し補充し合うことをいう。
津液が消耗すると気血ともに不足し、気血が不足すると津液も不足する。
例えば、大汗・頻回の嘔吐あるいは下痢・熱病などで津液が消耗すると、動悸・息切れ・四肢の厥冷・脈が微細など気血虧虚の症候が現れることが多く、多量の出血では、口の乾き・口渇・舌の乾燥・尿量の減少・便秘など津液不足の症候が現れる。
『霊枢・営衛生会篇』には「ゆえに奪血すれば汗無く、奪汗すれば血無し」とある。『傷寒論』では出血の患者(亡血家)には発汗法を禁じている。
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