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通常は心包と呼ぶ。
心を囲む膜と付随する脈絡をあわせたもので、心の外衛として保護し、心に代わって邪を受ける。
『霊枢・邪客』には「心は、五臓六腑の大主なり。精神の舎るところなり。……邪は容るるあたわず、これを容るればすなわち心傷る、……ゆえに諸邪の心にあるは、みな心の包絡にあり。包絡は、心主の脈なり」とある。
熱性病で高熱のため意識の混濁・譫語妄動などがみられることを「熱入心包」というが、治法は清心を主とする。
心包と心は弁証の角度からみれば一致し、病証に浅深軽重の違いがあるに過ぎない。
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