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清陽と相対する概念。
体内の軽清昇発の気を清陽というのに対し、体内の重濁下降の物質を濁陰という。
清陽と濁陰は相対的に生理現象を説明する概念で、場合によって意味が異なる。『素問・陰陽応象大論』の「清陽は上竅より出で、濁陰は下竅より出づ」では、清陽は「呼吸の気」を、濁陰は「大小便」をさし、「清陽は腠理を発し、濁陰は五臓を走く」では、清陽は「衛気」を、濁陰は「水穀の精微の濃濁な部分」をさし、「清陽は四肢を実し、濁陰は六腑に帰す」では、清陽は「衛外の陽気」を、濁陰は「飲食した水穀」をさす。
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