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東洋医学の考え |
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前立腺肥大症は内分泌が関与していると考えられています。すなわち加齢により、男性ホルモンが減少すると、前立腺本来の内分泌作用のある外腺は萎縮するのに対し、内腺は増殖し結節を形成し、その結節が尿道を圧迫して排尿障害をおこすようになります。
東洋医学では、前立腺肥大は加齢に伴って生じる内分泌の異常ですので、「腎」の働きの低下と考えられています。東洋医学でいう「腎」は泌尿器系のみならず内分泌系、生殖器系の機能をも含めて考えられていますので、その治療法は「腎」機能を賦活することにあります。しかし、尿道を圧迫する結節が認められ鬱血していますので、東洋医学でいう、いわゆる血瘀(ケツオ)の状態を呈することが多いです。ですから腎の働きを改善するのと同時に血流を促し、血オを取り除くことに重点をおきます。 |
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