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三物黄芩湯
サンモツオウゴントウ
三物黄芩湯
三物黄芩湯は、漢時代の「金匱要略」という古典書で紹介されている処方です。3種類の生薬から成り、黄芩を主薬とすることから名付けられた処方です。
日本漢方の効能・・・手足のほてり
三物黄芩湯 処方構成
地黄6.0;黄芩・苦参各3.0
三物黄芩湯 中医学解説
【効能】
清熱燥湿・殺虫止痒・滋陰涼血
【適応症】
手足の熱感があって、口渇、不眠、頭痛などを伴うもの。皮膚疾患の場合は、手掌や足蹠などに熱感とかゆみがあり、乾燥、発赤がある場合に使用
【類方比較】
十味敗毒湯
:患部は散発性あるいはびまん性の発疹で覆われ、掻痒感が強く、発赤を伴います。
消風散
:患部が湿潤し、掻痒感が顕著で、結痂、苔癬化があり、口渇を伴う場合に用います。(風湿熱の皮膚疾患)
【解説】
三物黄芩湯は、陰血不足の湿熱に適用します。清熱燥湿の黄芩・苦参で湿熱を取り除き苦参で殺虫止痒します。滋陰涼血の地黄は陰血を滋補して血熱をさまします。
【臨床応用】
手掌足底の熱感、自律神経失調症、神経症、不眠症、湿疹、水虫、進行性手掌角化症、掌蹠膿疱症、凍瘡(しもやけ)、口内炎、血の道症など
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