ドクターからのアドバイス

歯科検診と毎日の手入れで自分の歯を残しましょう

歯科検診と毎日の手入れで自分の歯を残しましょう。

若いうちは虫歯が多く、40歳をすぎると歯周の病気(歯肉炎や歯周病)が多くなります。
歯周病は早期に治療を受け、手入れをきちんとしていれば、歯槽膿漏のようなひどい状態にならずにすませることができます。歯茎から血が出るようになったら歯科医へ。また、歯科検診は毎年受けましょう。歯みがき指導と一体化していることが多く、歯みがきが上手になるというメリットもあります。

老眼や目の病気のチェックも忘れずに

老眼は50歳ころから始まります。老眼鏡をかけずに無理をしていると、頭痛、肩こり、目の疲れ、全身疲労などを起こしたり、さらには高血圧の一因になっていた例もあります。年を
とれば、白内障や網膜の病気など、目にも異常が出てきますから、眼科検診も受けたいもの。眼底検査をすれば、動脈硬化の進み具合もチェックできます。

心臓病・脳血管障害に十分注意

男性・女性を問わず、年齢が上がれば上がるほど心臓病や脳血管障害は多くなります。特に脳血管障害を起こすとリハビリが大変になるので、日頃から十分注意しておきたいものです。

真面目な人ほどぼけやすい

老人性痴呆は遊びを知らない真面目人間に多発します。それも定年退職後数年のうちに始まる例が少なくありません。仕事がなくなり、さて何をしようかと、頭を使わずにいるうちにポケが始まってしまうのです。そのほか、高血圧や高脂血症などで脳の血管を傷めた人、大酒飲みの人、骨折などで長期間ベッドについた人などにもボケはよくおこります。

ドクターズ・アドバイス

熟年期に大切なのは、「健康管理」と「感動体験」

感動体験とは、心がワクワクするような楽しいことを体験すること。音楽や絵画、彫刻、陶芸、書道、写真、文学などを鑑賞したり、できれば参加して、演奏したり歌ったり、描いたり創ったりしてみましょう。将棋、囲碁、オセロ、五目並べ、トランプ、花札などのゲームも結
構。旅行や行楽に出る、スポーツをするなどで体も使うと、健康管理にも役立ちます。要は、趣味を持つ、遊びをすることで、できれば仲間といっしょに楽しむこと。これが生き甲斐になって、ボケ予防にもなるし、人生を豊かなものにします。

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