延年半夏湯は、慢性の胃腸障害があり、左季肋部あるいは左乳房下部に疼痛を訴え、左の肩背にかけて凝り痛む人に使用します。
製品名称 | 延年半夏湯エキス細粒G「コタロー」 |
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成分 | 成人1日の服用量3包(4.5g)中水製エキス 3.3g / ハンゲ 4g / サイコ 2.4g / ドベッコウ 2.4g / キキョウ 2.4g
/ ビンロウジ 2.4g / ニンジン 1.6g / ショウキョウ 0.8g / キジツ 0.8g / ゴシュユ 0.8g 添加物として、含水二酸化ケイ素 / ステアリン酸マグネシウム / トウモロコシデンプンを含有。 |
効能 | 体力中等度で、みぞおちに抵抗感があって、肩がこり、足が冷えるものの次の諸症: 慢性胃炎、胃痛、食欲不振 |
用法用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満2才以上・・・1回1/3包 2才未満・・・1回1/4包 |
販売サイト |
延年半夏湯の主治は、胃痛剧烈、波及左胸、肩胛者です。つまり、激しい胃の痛み、左胸に影響を与え、肩こりがある人に用います。昔から慢性膵炎の人に使用されてきました。
処方名 | 延年半夏湯 |
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効能 | 理気化痰 疏肝解欝 補気健脾 止痛 |
解説 |
枳実・柴胡・檳榔子・土別甲はいずれも痰を除き、気を巡らし、痞閟を治します。半夏は胃内の停痰を除き、桔梗は、胸中の袪痰をします。呉茱萸は寒を除き、疝痛を改善します。構成生薬のほとんどが、理気化痰です。胃内・胸膈に停滞sた水毒、ガスなどによって、凝結・緊張・疼痛をおこしたものを消散させると考えられています。 |
治療の現場から |
痃癖の処方です.。痃癖とは、臍のあたりの腹部や季肋部に痞塊を生じ消痩。少食・疲労感などの全身症状も伴う病症。右は柴胡桂枝湯・左は延年半夏湯と言われています。 |
臨床応用 | 胃・十二指腸潰瘍 慢性胃炎 逆流性食道炎 胃酸過多症 慢性膵炎 拒食症 過食症 肩こり 肋間神経痛 神経症 |