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銀翹散

銀翹散(ぎんぎょうさん)

銀翹散●「銀翹散[ギンギョウサン]エキス顆粒Aクラシエ」は、漢方の古典といわれる中国の医書『温病条弁[ウンビョウジョウベン]』に収載されている「銀翹散」という薬方を基本に創られた処方です。

●かぜによるのどの痛みや頭痛・せきなどの症状に効果があります。

製品名称 銀翹散料エキス顆粒クラシエ
成分 成人1日の服用量3包(1包2.3g)中
銀翹散エキス粉末・・・5,900mg
〔キンギンカ・レンギョウ各4.26g、ハッカ・キキョウ・カンゾウ各2.556g、タンチクヨウ・ケイガイ各1.704g、タンズシ・ゴボウシ各2.136g、レイヨウカク0.132gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ケイ酸Alを含有する。
効能 かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回1/2包
7才未満5才以上・・・1回1/4包
5才未満・・・服用しないこと
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銀翹散中医処方解説

銀翹散は風熱の表証に対する代表処方である。口渇があるのどの痛み、咳、頭痛に用います。
処方名 銀翹散
効能 辛涼解表・清熱解毒
解説 辛涼解表の薄荷・牛蒡子・淡豆鼓により表熱を発散し、金銀花・連翹の清熱解毒により炎症を鎮めます。又、この清熱を補助し、淡竹葉は、解熱の効果があり蘆根は消炎・抗菌を補助し軽度の栄養・滋潤作用があります。(蘆根の代わりに羚羊角を用いたものもあります。羚羊角は、鎮痙熄風の効果が強い)この他、咽の流れをよくする桔梗・甘草により咳・痰を緩和し、荊芥は辛温解表ですが「辛温で不燥」と言われ、発散の力を助けています。これらの作用により、口渇を伴うのどの痛い(炎症の強い)かぜに用いられます。
治療の現場から 咽痛があり高熱、咳が激しいときは、五虎湯を合方します。
臨床応用 感冒・インフルエンザ・咽喉炎・扁桃炎・肺炎