本文へスキップ

滋腎明目湯

滋腎明目湯(じじんめいもくとう)

滋腎明目湯●「滋腎明目湯」は、腎を滋養して腎の働きを高めながら、眼の前が明るくハッキリと見えるようにトウキ・センキュウ・シャクヤク・チモ・ジオウ・オウバク・ビャクシ・オウゴン・サイコ・コウブシ各2gなる処方です。四物湯が配合されているのでドライアイに良く使用されます。

製品名称 滋腎明目湯エキス細粒G「コタロー」 90包
参考価格
成分 成人1日の服用量成分分量 3包(6g)中 水製エキス 4.6g
〔トウキ・センキュウ・シャクヤク・チモ・ジオウ・オウバク・ビャクシ・オウゴン・サイコ・コウブシ各2g〕
添加物 含水二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、アメ粉。
効能 体力虚弱なものの次の諸症:耳鳴り、聴力低下、めまい
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満2歳以上・・・1回1/3包
2歳未満・・・・・・・・・・1回1/4包
販売サイト

滋腎明目湯中医処方解説

体が衰弱したり、年を重ねるにつれて肝腎のカが弱ってきます。その結果、血流が悪くなって眼に栄養が充分に行きわたらなくなり、自のかすみ・疲れ・痛みなどの症状を訴えるようになります。肝血虚、肝気鬱結などの肝の失調は、目に症状が出るといわれ、目が滋養されず、眼精疲労、視力障害、目の乾燥などの症状となって現れます。また、肝と密接な関係にある腎も少なからず影響し、腎虚による老化なども加わって目のトラブルが起きます。滋腎明目湯はそのような人によく使用されます。

処方名 滋腎明目湯
効能 補養気血、清熱明目
解説 血を補う四物湯に補気健牌の人参、甘草の組み合わせにより肝血虚から派生する視力低下、貧血、疲労倦怠および腎虚にも対応します。また、黄連、桔梗、山梔子で上焦の熱をとり、蔓荊子、菊花、細茶、白芷は目の炎症を冷まし、乾地黄で滋陰清熱します。また、利水の灯心革も清熱に協力し、目のかすみや疲れをとります。
治療の現場から 服用後、胃もたれなどが出る場合は、参苓白朮散の併用をおすすめします。
臨床応用 白内障・眼精疲労・ドライアイ・目のかすみ