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荊芥連翹湯

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

荊芥連翹湯「荊芥連翹湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『万病回春[マンビョウカイシュン]』鼻病門[ビビョウモン]に収載された処方を基本に、我が国で経験方として発展させた薬方です。

顔の色が浅黒く(暗色)、手足の裏に油汗をかき易く、もともと鼻、耳、桃、皮膚粘膜部に化膿炎症をおこし易い体質の人で、アレルギーや感染等でおきた鼻炎が慢性化し鼻汁が濃く膿汁となっている状態の慢性鼻炎、蓄膿症、また慢性桃炎、およびにきびにすぐれた効果をあらわします。

製品名称 荊芥連翹湯エキス顆粒「クラシエ」
参考価格
成分 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中
荊芥連翹湯料エキス粉末・・・1,750mg 〔ビャクジュツ・ハンゲ・ブクリョウ各1.5g、コウボク・チンピ各1.0g、キキョウ・ビャクシ各0.75g、ソヨウ・カッコウ・ダイフクヒ・タイソウ・ショウキョウ・カンゾウ各0.5gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ケイ酸Alを含有する。
効能 体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの次の諸症:蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満2才以上・・・1回1/3包
2才未満・・・服用しないこと
販売サイト

荊芥連翹湯料(煎じ薬)・ K40(薬局製剤)

荊芥連翹湯は、「一貫堂方」に収録されている、蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎に用いられる漢方薬です

製品名称 荊芥連翹湯料(煎じ薬)・ K40(薬局製剤)30日分
参考価格
成分 荊芥・連翹・防風・当帰・川芎・芍薬・柴胡・枳実・黄芩・梔子・白芷・桔梗各1.5;甘草1.0
効能 蓄膿症,慢性鼻炎,慢性扁桃炎,にきび
用法用量 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。
大人は上記の通り
14才~7才 大人の2/3
6才~4才 大人の1/2
3才~2才 大人の1/3
2才未満 大人の1/4
3カ月未満 服用しないこと
を1回とし1日2回服用
販売サイト 荊芥連翹湯煎じ薬 30日分 の通信販売(通販)【ナガエ薬局】

荊芥連翹湯中医処方解説

袪風と排膿に重点がおかれていて、掻痒・化膿が顕著な場合に適します。

処方名 荊芥連翹湯
効能 清熱解毒・袪風排膿、養血
解説

荊芥連翹湯は、清熱瀉火の黄連解毒湯と補血の四物湯を基本に、袪風の薄荷・柴胡・連翹・荊芥・防風・自正及び排膿の枳実・桔梗を中心に構成されています。以上の効能より炎症等が加わって慢性化しそれに伴って栄養状態の悪化が生じたときに用いられます。一般には鼻や皮膚等の反復性、慢性の炎症によく用いられます。

治療の現場から 首筋の下で肩甲骨にあたるところに張りがある場合
皮膚の色が浅黒く、手足に汗をかきやすいような人の、副鼻腔、外耳、中耳、扁桃などに炎症を起こすような人
※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
臨床応用 慢性鼻炎、慢性扁桃炎、蓄膿症、ニキビ、肥厚性鼻炎、鼻血、肺結核、神経衰弱、禿髪症、各種の皮膚疾患