麻子仁丸[ましにんがん]」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[しょうかんろん]』に収載されている薬方で、主薬の麻子仁をはじめ杏仁[キョウニン]・大黄[ダイオウ]など6つの配合生薬からなる漢方処方です。
大便が乾燥して固く快通しない便秘に対し、便を軟化・潤滑にすることにより便秘を改善します。
大腸の運動を整えて、自然に近い穏やかなお通じをもたらす効果があります。
製品名称 | 麻子仁丸料エキス錠クラシエ |
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参考価格 | |
成分 | 成人1日の服用量12錠(1錠303mg )中、次の成分を含んでいます。 麻子仁丸料エキス粉末・・・1,800mg 〔マシニン2.20g、シャクヤク・キジツ・コウボク各1.10g、ダイオウ1.925g、キョウニン1.375gより抽出。〕 添加物として、青色2号、ステアリン酸Mg、ケイ酸Al、CMC-Ca、セルロース、ヒプロメロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、マクロゴール、トリアセチン、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄を含有する。 |
効能 | 便秘 |
用法用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・4錠 15才未満 ・・・・・・服用しないこと |
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麻子仁丸料は,「金匱要略」に収録されている,便秘に用いられる漢方薬です。
腸燥便秘に用います。発熱・発汗などにともない軽度の腹痛・兎糞状の便あるいは便秘がみられる人に使用します。舌質はやや乾燥・脈は細。習慣性便秘で、兎糞状の排便がみられるものに用いてもよい。 。
処方名 | 麻子仁丸 |
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効能 | 潤腸通便 |
解説 | 潤腸通便の麻子仁・杏仁と養血の白芍で滋潤し、小承気湯(大黄・枳実・厚朴)で泄熱瀉下し、潤腸と攻下を兼ねています。 |
治療の現場から | 気虚の状態が明らかであれば補中益気湯を合方します。 緩和な下剤。便秘していて、尿の回数も、量も多いのを目標にします。老人、体力の弱い人、大病後の人の便秘に用います。 |
臨床応用 | 熱病・発汗過多などに続発する腸躁便秘、あるいは習慣性便秘 |