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六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯(別名:療方健脾顆粒)

六君子湯「療方健脾顆粒」は、漢方では補気健脾[ホキケンピ]、和胃降逆[ワイコウギャク]というはたらきがあります。
胃腸の弱い方で、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れ易く、貧血性で手足が冷えやすい方の胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に効果があります。

製品名称 療方健脾顆粒
参考価格
成分 成人1日の服用量3包(1包1.8g)中
六君子湯エキス粉末M・・・3,075mg 〔ニンジン・ビャクジュツ・ブクリョウ・ハンゲ各3.0g、チンピ・タイソウ各1.5g、カンゾウ0.75g、ショウキョウ0.375gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。
効能 体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満2才以上・・・1回1/3包
2才未満・・・1回1/4包
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六君子湯(煎じ薬)・ K186(薬局製剤)

六君子湯は,「万病回春」に収録されている,胃腸の弱いもので,食欲がなく,みぞおちがつかえ,疲れやすく,貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎,胃アトニー,胃下垂,消化不良,食欲不振,胃痛,嘔吐に用いられる漢方薬です。

製品名称 六君子湯(煎じ薬)・ K186(薬局製剤)30日分
参考価格
成分 半夏・茯苓・人参・朮各4.0;陳皮・大棗各2.0;甘草・乾生姜各1.5
効能 胃腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
用法用量 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。
大人は上記の通り
14才~7才 大人の2/3
6才~4才 大人の1/2
3才~2才 大人の1/3
2才未満 大人の1/4
を1回とし1日2回服用
3カ月未満 服用しないこと
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六君子湯中医処方解説

脾胃気虚の症候に、悪心・嘔吐・呑散・上腹部のつかえ・水様便、あるいは胸苦しい・咳嗽・痰が多い、あるいは浮腫などの痰湿の症候をともなう人に使用します。舌質は淡白で胖大・舌苔は白厚膩・脈は滑弱。

処方名 六君子湯
効能 補気健脾・理気化痰・利水消腫
解説 補気健脾の人参・白朮・茯苓・炙甘草・大棗と和胃降逆の半夏・生姜・陳皮からなり、脾と胃の両面に配慮した構成で、和胃気虚に対する基本方剤です。 理気化痰の半夏・陳皮・生姜と利水滲湿の白朮・茯苓の配合があるところから、痰湿を除去する効能をもっており、脾胃気虚・生痰にも有効です。
治療の現場から 悪心 嘔吐が強いときには、小半夏加茂苓湯・半夏厚朴湯などを合方します。
喀痰、多痰が強いときには、小青竜湯・半夏厚朴湯などを合方します。
婦人で、むくみを伴うような方は当帰芍薬散を合方します。
肝鬱などの症状があれば、柴胡桂枝湯などを合方し、ます。
臨床応用 消化不良症・慢性胃腸炎・慢性気管支炎・気管支喘息の間歇期・慢性腎炎・ネフローゼ症候群・低タンパク性浮腫その他の慢性疾患で、脾胃気虚・痰湿の症候を呈するものに使用します。