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六味丸(ろくみがん)

六味丸

六味丸「六味丸」は、漢方の古典といわれる中国の医書『小児薬証直訣[ショウニヤクショウジケツ]』に収載されている薬方です。
排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみに効果があります。

製品名称 六味丸料エキス顆粒クラシエ
参考価格
成分 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中
六味丸料エキス粉末・・・2,100mg 〔ジオウ2.5g、サンヤク・サンシュユ・ボタンピ・ブクリョウ・タクシャ各1.5gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ステアリン酸Mgを含有する。
効能 疲れやすくて尿量減少または多尿で、ときに口渇があるものの次の諸症:排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみ
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満・・・服用しないこと
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六味丸料(煎じ薬)・ K192(薬局製剤)

六味地黄丸料は、「小児薬証直訣」に収録されている、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、時に口渇あるものの、排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみに用いられる漢方薬です。

製品名称 六味丸料(煎じ薬)・ K192(薬局製剤)30日分
参考価格
成分 地黄6.0;山茱萸・山薬・沢瀉・牡丹皮・茯苓各3.0
効能 疲れやすくて尿量減少又は多尿で,時に口渇があるものの次の諸症:排尿困難,頻尿,むくみ,かゆみ
用法用量 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。
大人は上記の通り
14才~7才 大人の2/3
6才~4才 大人の1/2
を1回とし1日2回服用
4才未満 服用しないこと
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六味丸中医処方解説

肝腎陰虚:頭がボーッとする・頭がふらつく・思考力減退・めまい感・耳鳴・難聴・腰や膝がだるく力がない・口渇(とくに夜間)・咽の乾き・体の熱感・手のひらや足のうらのほてり・歯の動揺・寝汗・遺精・性欲の仮亢進(勃起不全・早漏・快感がないなどの機能不全をともなう)・尿が濃い・尿の余瀝・便がかたいなどの症候。女性では、無月経・経血量が少い・無排卵などがみられます。舌質は紅~暗紅で乾燥・舌苔は少いあるいは無苔・脈は細数~弦細数。乳幼児・小児の発育不良や知能の発達不良などにも用います。。

処方名 六味丸
効能 滋補肝腎・清虚熱・利湿
解説 滋補腎陰の地黄が主薬です。養肝益腎・渋精の山茱萸と滋腎補脾・滋精の山薬が地黄を補佐し、肝・脾の陰を滋補し精の漏出を防止することにより滋腎を強めます。 利水滲湿の沢瀉・茯苓は陰虚で流動性をなくした湿濁を取り除き清虚熱の牡丹皮と清熱の沢瀉は陰虚の内熱を冷まします
治療の現場から イライラ、のぼせ、はてりなど(陰虚)が強いときは温清飲や加味逍遥散を合方します むくみが強ければ猪苓湯を合方します。 食欲不振、疲れやすい、元気がないなどの気虚の症候が強ければ、補中益気湯・参苓白朮散などを合方します。
使用目標 上腹部に比べ下腹部が軟弱無力の状態 腰痛倦怠・下半身が弱い 夜間排尿
臨床応用 自律神経失調症・高血圧症・動脈硬化症・糖尿病・慢性腎炎・甲状腺機能亢進症・肺結核・慢性尿路感染症・気管支喘息・強皮症などの慢性疾患や、無排卵・無月経・過少月経などの婦人科疾患などで、肝腎陰虚を呈するもの。あるいは小児や乳幼児の発育不良・知能発達不良などに使用します。