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三黄瀉心湯

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

三黄瀉心湯「三黄瀉心湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。
比較的体力があり、のぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安や便秘などの傾向のある方の高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に効果があります。

製品名称 「クラシエ」漢方三黄瀉心湯エキス顆粒
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成分 成人1日の服用量3包(1包1.0g)中
三黄瀉心湯エキス粉末・・・350mg 〔ダイオウ1.0g、オウゴン・オウレン各0.5gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含有する。
効能 体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの次の諸症:高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症 (注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満・・・服用しないこと
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三黄瀉心湯料(煎じ薬)・ K82(薬局製剤)

三黄瀉心湯は、「金匱要略」を原典とする、高血圧の随伴症状等に用いられる漢方薬です

製品名称 三黄瀉心湯料(煎じ薬)・ K82(薬局製剤)30日分
参考価格
成分 大黄・黄連・黄芩各1.0
効能 比較的体力があり、のぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安で、便秘の傾向があるものの、次の諸症:高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症
用法用量 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。
大人は上記の通り
14才~7才 大人の2/3
6才~4才 大人の1/2
4才未満 服用しないこと
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三黄瀉心湯中医処方解説

いらいら・のぼせ・顔面紅潮・目の充血・口臭・口が苦い・口渇・口内炎・動悸・頭がさえて眠れない・気分が落ちつかない・胸脇部が脹って苦しい・上腹部痛・悪心などの心火旺・肝胆火旺・胃熱に用い、黄連解毒湯とほぼ同じで、便秘傾向のものによ苦使用されます。

処方名 三黄瀉心湯
効能 清熱瀉火・解毒・清熱化湿・瀉下・止血
解説 清熱瀉火・解毒の黄連・黄苓・大黄より構成されています。また、大黄には上部の充血を瀉下作用により低下させる働きもあります。以上の効能より広く炎症全般に使われますが特に上焦・中焦の炎症や出血に有効です。
治療の現場から 悪心、嘔吐をともなうときには、半夏清心湯・小柴胡湯などを合方あします。 皮膚の乾燥、口唇のひびわれ、口渇、尿が濃い、やせるなどの血虚・陰虚の症状をともなうときには四物湯・六味丸などを合方します。上腹部の胃のあたりである心下部の痞え(みぞおちの痞え)や膨満感を訴える人が多い
※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
臨床応用 急性感染症・(インフルエンザ・日本脳炎・流行性脳脊髄膜炎・敗血症など)・皮膚化膿症などで、熱盛を呈するもの。各種の炎症性出血や発疹。急性肝炎・急性胃腸炎・細菌性下痢・尿路感染症・急性胆のう炎などで、湿熱を呈するもの。自律神経失調症・更年期障害・神経症・不眠症・高血圧症・口内炎・歯痛・神経性胃炎などで、心火旺・肝胆火旺・胃熱を呈するものに使用します。