「猪苓湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[ショウカンロン]』『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。
残尿感、尿量の減少や、尿がでにくいなどの症状に効果があります。
排尿時の痛みを緩和します。
製品名称 | 「クラシエ」漢方猪苓湯エキス顆粒 |
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成分 | 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中 猪苓湯エキス粉末・・・1,250mg 〔チョレイ・ブクリョウ・タクシャ・アキョウ・カッセキ各1.5gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。 |
効能 | 尿量が減少し、尿が出にくく、排尿痛あるいは残尿感のあるもの |
用法用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満2才以上・・・1回1/3包 2才未満・・・1回1/4包 |
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猪苓湯は、「傷寒論」・「金匱要略」に収録されている、尿量が減少し、尿が出にくく、排尿痛あるいは残尿感のあるものに用いられる漢方薬です。
製品名称 | 猪苓湯(煎じ薬)・ K138(薬局製剤)30日分 |
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成分 | 猪苓・茯苓・沢瀉・阿膠・滑石各3.0 |
効能 | 尿量が減少し,尿が出にくく,排尿痛あるいは残尿感のあるもの |
用法用量 | 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。 大人は上記の通り 14才~7才 大人の2/3 6才~4才 大人の1/2 3才~2才 大人の1/3 2才未満 大人の1/4 を1回とし1日2回服用 3カ月未満 服用しないこと |
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発熱・熱感・下痢とともに口渇・尿量減少がみられ、いらいら・不眠などをともなうことがあります。また、濃縮尿とともに血尿・下腹部痛・排尿痛なども生じることが多くみられます。舌質は紅・舌苔は黄から黄膩・脈は数~数滑。浮腫に用いますこともあります。
処方名 | 猪苓湯 |
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効能 | 利水清熱・滋陰止血 |
解説 | 茯苓・猪苓・沢瀉・滑石は、組織中や消化管内の水分を血中に吸収して、利尿により排除します(利水湊湿)。 この作用により、浮腫、下痢を緩解し、尿量を増して尿を稀釈し高滲透圧性の尿路刺激をやわらげます。 猪苓・沢潟・滑石は、軽度の抗菌、消炎作用があります(清熱)。 阿膠は、滋養強壮作用により体を滋潤、栄養し、また止血に働きます(滋陰止血) |
治療の現場から | 炎症が強ければ、黄連解毒湯などを合方します 肝欝が強ければ、加味逍遥散・柴胡桂枝乾姜湯などを合方します。 皮膚のかさつきなど血虚の症状があれば、四物湯を合方します。 加齢などにより、腎虚をともなうときは、六味丸を合方します。 使用目標。下腹部に緊張がみられる ※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。 |
臨床応用 | 胃腸炎・軽度の尿路系炎症・尿路結石・腎炎などで、湿熱の症候を呈するものに使用します。 |