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温経湯

温経湯(うんけいとう)

温経湯「温経湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。

製品名称 温経湯エキス顆粒「クラシエ」
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成分 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中
温経湯エキス・・・2,500mg 〔ハンゲ・バクモンドウ各2.0g、トウキ1.5g、シャクヤク・ケイヒ・ボタンピ・センキュウ・ニンジン・カンゾウ・アキョウ各1.0g、ゴシュユ0.5g、ショウキョウ0.25gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。
効能 体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症:月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれ(手の湿疹・皮膚炎)
用法用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満2才以上・・・1回1/3包
2才未満・・・服用しないこと
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温経湯料(煎じ薬)・ K6(薬局製剤)

温経湯は、「金匱要略」に収録されている、婦人病に用いられる漢方薬です。

製品名称 温経湯料(煎じ薬)・ K6(薬局製剤)30日分
参考価格
成分 呉茱萸・半夏・麦門冬・生姜各3.0;川芎・芍薬・当帰・人参・桂枝・阿膠・牡丹皮・甘草各2.0
効能 手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症:月経不順、月経困難、こしけ、更年期障害、不眠、神経症、足腰の冷え、しもやけ
用法用量 水を500ccと薬1日分(1袋)をその中に入れます。 弱い火で水が約半分になるまで煮詰めます。薬を取り出し薬液を1日2回に分けて服用します。
大人は上記の通り
14才~7才 大人の2/3
6才~4才 大人の1/2
3才~2才 大人の1/3
2才未満 大人の1/4
3カ月未満 服用しないこと
を1回とし1日2回服用
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温経湯中医処方解説

下半身の冷え、血虚に血瘀をともなうものに使用します。温経湯は元来不正性器出血に対する処方ですが、月経不順によく用いられます。主な主症状は、月経不順(周期の延長あるいは短縮・月経過多あるいは過少・無月経)・不正性器出血・不妊症など多彩です。下腹部や腰の冷えと疼痛・下腹部のひきつり・腹のはり・下肢の冷え・冷えのぼせ・腹部膨満感、皮膚に艶がない・口唇の乾燥・目が疲れる・頭がふらつく・手足のしびれ感などをともない、舌苔は淡白で瘀斑、脈は沈数手掌のほてり・夕方の発熱がみられることもあります。

処方名 温経湯
効能 温経散寒、補血調経、活血化瘀、益気和胃
解説

温経散寒の呉茱萸・桂枝・当帰・川芎、活血化瘀の牡丹皮、滋陰補血の阿膠・麦門冬・芍薬・当帰で、血を補充し血瘀を除き、血行を促進します。 人参・甘草・半夏・生姜は、脾胃の働きを良くしてさせて血の生成を高めます。

治療の現場から 下腹部の膨満感・不快感・軽い抵抗・圧痛・冷え・引きつりを感じる場合が多い。

右腹直筋が異常に緊張してしている場合も多くみられます。

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
臨床応用 不正性器出血・月経不順・無月経・不妊症・更年期症候群・自律神経失調症・手掌角化症・家婦湿疹などで、下焦虚寒・血瘀・血虚を呈するものび使用します