●薏苡仁(ヨクイニン)は、イネ科ハトムギの種皮を除いた成熟種子です。漢方的には「清利湿熱」「排膿消腫」の作用があるとされています。
●「ヨクイニン」は、中国最古の薬物書『神農本草経[シンノウホンゾウキョウ]』に収載されています。
●古くからいぼや皮膚のあれにすぐれた効果のある生薬として用いられています。いぼは、ウイルスの感染によって皮膚の角質が増殖しておこり、他の部位にも広がりやすいので注意が必要です。
製品名称 | ヨクイニンエキス顆粒クラシエ |
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参考価格 | |
成分 | 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中 ヨクイニンエキス・・・1,500mg 〔ヨクイニン19.5gより抽出。〕 添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。 |
効能 | いぼ、皮膚のあれ |
用法用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満2才以上・・・1回1/3包 2才未満・・・服用しないこと |
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漢方処方投与の際、軽度の水腫や内臓の化膿症、湿熱による痺痛(筋リウマチ、多発性 神経炎など)及び食欲を増して消化を助けるので脾虚による下痢などのあるときに補助薬としてよく用いられます。
処方名 | ヨクイニン |
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効能 | 利水滲湿・清熱・排膿・除痺・健脾止瀉 |
解説 | ヨクイニンは、蜂蜜、ゴマとともに健康食三種の神器として栄養、治療、保健上に必須なもので、慢性病や成人病そして体質病には欠くことのできない薬物である。昔からイボ取りの薬として有名ですが、その薬効はイポだけに限らず非常に広い範囲にわたっています。 |
治療の現場から | 気虚の状態が明らかであれば補中益気湯を合方します。 散在性のにきびがある場合は、柴胡桂枝湯を合方します。 |
臨床応用 | いぼ、むくみ、内蔵浮腫 |