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白及

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白及(びゃくきゅう)

ラン科(Orchidaceae)のシランBletilla striata Reichb. fil.の地下茎

【出典】 神農本草経 下品
【別名】
【成分】 多糖類のbletillaglucomannan、デンプンなど
【効能】 止血、消炎、排膿
【薬理作用】 収斂止血・消腫生肌
止血作用・抗菌作用・抗真菌作用
【臨床応用】 肺・胃の出血に用いる。
止血に外用する。粉末や白芨を浸したガーゼで創面をおおうと、皮膚損傷だけでなく、肝臓や腎臓の手術時の静脈性出血にも効果がある。止血効果は良好である。
肺結核に用いる。歴代の医家で白芨を肺結核に用いた人は多く、白芨には“補肺”の作用があると称賛した人もある。実際には、主として肺結核に喀血を合併した場合だけに用いられた。最近では、浸潤型や空洞型の肺結核によく用いるが、他の薬物を配合することが多い。
気管支拡張症で咳嗽や血痰をともなうときには、単独に用いる(1日3回3gずつ)。皮膚皸裂には白芨粉をゴマ油とよく混ぜ合わせて外用する。
【性味】 味は苦・甘・渋、性は微寒
【帰経】 肺・胃・肝経
【処方】
【用量】 粉剤としては3~9g。煎剤には6~18g、最大24~30g。外用は適量を用いる。
【使用上の注意】 習慣上、白芨は烏頭・附子とは配合禁忌である。
【産地】 中国
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