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莪朮

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莪朮(がじゅつ)

ショウガ科 Zingiberaceae 莪朮 Curcuma zedoaria Rosc. (ガジュツ)の根茎を乾燥したもの

【出典】 開宝本草
【別名】 蓬莪朮(ホウガジュツ)、蓬莪荗(ホウガショク)、文朮(ブンジュツ)、醋莪朮(サクガジュツ)
【成分】 curzerenon、zederone、curculoneなどのセキステルペン類、シネオール(cineol)、α‐ピネンなどのモノテルペン類、フラボン配糖体
【効能】 芳香性健胃、消炎、駆瘀血、通経
【薬理作用】 行血破瘀・攻逐積滞
吸収促進作用・抗腫瘍作用・健胃作用
【臨床応用】 破瘀行気するので、腹腔内腫瘤に対する常用薬である。
月経不順に用いる。気滞血瘀による月経痛・無月経で、下腹部に腫瘤をふれるときに適用する。
気滞血瘀による腹腔内腫瘤・胸腹部痛・脇下腹部痛に使用する。
不消化物の胃腸内残留に、健胃作用を利用する。
ガンに使用する。最近の報告によれば、子宮頸ガンの病巣局部に莪朮注射液10~30mlを毎日注射すると、3ヶ月前後で効果がある(ただし末期のものには無効である)。
また、水煎液の経口投与を併用してもよい。
【性味】 味は苦・辛、性は温
【帰経】 肝・脾経
【処方】
【用量】 3~9g
【使用上の注意】 莪朮の薬性はあまり激しくはないが、破削の薬物であるので、三稜を配合して使用する時は、等量の人参か党参を配合して用いる。
妊婦・月経過多には使用しない。
近年ダイエット効果がうたわれ、インターネットでブームになっております。100パーセント粉末を1日80グラム服用しても常用しても副作用がないとインターネットの記載を見ますが、気をつけたほうがよいかと思います。
【産地】 中国、日本
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