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白扁豆

生薬情報目次

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白扁豆(はくへんず)

フジマメDolichos lablab L.(マメ科Leguminosae)の種子を乾燥したもの。種子が白色と黒紫色のものがあり、前者を白扁豆、後者を黒扁豆と称する。両者をあわせて扁豆ということもあり、日局15改正版ではこの名を用いている

【出典】 名医別録 中品
【別名】 鵲豆(シャクズ)、扁豆(ヘンズ)、南扁豆(ナンヘンズ)、藤豆(フジマメ)
【成分】 でんぷん、脂肪、ビタミンA、B、C、ニコチン酸(nicotic acid)、サポニン、フラボノール配糖体
【効能】 消炎、止瀉、解毒、利尿
【薬理作用】 消暑化湿・和中健脾
利尿作用がある
【臨床応用】 夏期の胃腸型感冒・急性胃腸炎・消化不良などで、頭痛・悪熱・煩躁・口渇・水を飲みたがる・上腹部通・嘔吐・下痢・食欲不振などの暑湿の症状があるときに、生白扁豆に芳香化湿薬などを配合して用いる。
健脾の効能があるので、脾虚による慢性下痢に効果がある。炒した方がよい。
【性味】 味は甘、性は微温
【帰経】 脾・胃経
【処方】 参苓白朮散
【用量】 6~18g
【使用上の注意】
【産地】 中国、日本
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