キク科 Compositae 蒲公英 Taraxacum mongolicum Hand.-Mazz. の根をつけた全草を乾燥したもの
【出典】 | 新修本草 |
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【別名】 | 蒲公草(ホコウソウ) |
【成分】 | タラキセロール(taraxasterol)、苦味成分のtaraxacin、コリン、イヌリン、ペクチンその他を含む |
【効能】 | 消炎、苦味健胃、解毒、利尿、発汗、強壮、催乳 |
【薬理作用】 | 清熱解毒 抗菌・抗真菌作用、健胃作用、軽度の瀉下作用 |
【臨床応用】 | 急性乳腺炎・急性虫垂炎に対する重要な薬物である。 急性乳腺炎の初期で、局所の発赤・腫脹・硬結があるが膿瘍は形成していないときに用いる。外用には、新鮮品をつきくだいて少量の板糖(中国南部産の板状につくった黒砂糖)を加え、局所に塗布する。 急性虫垂炎で、炎症がはげしく循環障害(気滞血瘀)をともなうときに適している。中西医結合による非手術的治療でも用いる。 急性黄疸型肝炎でトランスアミナーゼ値が高いときに用いる。初歩的な観察ではトランスアミナーゼ値を低下させる。 一般的な消炎解毒薬として用いる。上気道炎・扁桃腺炎・軽症の化膿性感染症などに、蒲公英30~60gを煎じて服用する。姜白酒を1サジ加えて沖服すると効果がはやい。 急性結膜炎・眼瞼炎などは、蒲公英の煎液で洗顔する。。 |
【性味】 | 味は苦・甘、性は寒 |
【帰経】 | 肝・胃経 |
【処方】 | |
【用量】 | 15~30g、大量で60gまで |
【使用上の注意】 | |
【産地】 | 中国、韓国、日本 |
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