タデ科PolygonaceaeのイブキトラノオPolygonum bistorta L.の根茎を乾燥したもの。
【出典】 | 神農本草経 |
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【別名】 | |
【成分】 | タンニン(tannin)のgallic acid、ellagic acidや配糖体のβ-sitosterolなど |
【効能】 | 消炎、解毒、抗菌、止血 |
【薬理作用】 | 清熱解毒・化痰散結 抗菌作用・鎮咳作用・抗腫瘍作用 |
【臨床応用】 | セツ・癰などの化膿性皮膚疾患に、酢とまぜてすりつぶして局所に塗布する。 毒蛇の咬傷に用いる。“蛇薬”の多くは七葉一枝花が主薬である。外用には、酢とまぜてすりつぶした濃汁を塗布する。 慢性気管支炎や肺結核の咳嗽には、沙参・百合などの滋陰化痰薬を配合すると効果がある。冬虫夏草の代用になると考える人もある。 流行性脳炎・日本脳炎・流行性耳鼻腺炎・マラリア・小児の高熱・日射病・熱射病などの意識障害をともなう痙攣に用いる。 アレルギー性鼻炎・癰・セツ・蜂窩織炎・急性リンパ腺炎には、注射液を使用した方が効果がある。 ガンに試験的に用いている。ただし、治療効果についてはさらに観察を続ける必要がある。 このほか、喘息・肝炎などにも用いられる。 |
【性味】 | 味は苦、性は微寒。有毒 |
【帰経】 | 肝経 |
【処方】 | |
【用量】 | 6~15g。ガンには15~30g。 |
【使用上の注意】 | |
【産地】 | |
販売サイト |