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金銭草

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金銭草(きんせんそう)

シソ科LabiataeのカキドオシGlechoma hederacea L.などの全草を乾燥したもの。

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 連銭草(レンセンソウ)、積雪草(セキセツソウ)
【成分】 精油、タンニンなど
【効能】 利尿、消炎、結石排出作用
【薬理作用】 利水通淋・清熱化湿・解毒消腫
利尿作用・結石排出作用・利痰作用。
【臨床応用】 主として尿路系結石・胆道経結石に使用し、一定の効果がある。
膀胱・輸尿管の結石には、金銭草60gを煎じて茶の代わりに服用する。
腎結石に用いる。
胆道結石に用いる。四川大金銭草の効果がよいが、多剤を加える必要がある。
急性尿道炎で排尿痛・排尿困難があるときに使用する。
湿熱による黄疸(急性黄疸型肝炎など)に使用する。
毒蛇の咬傷・化膿・炎症・打撲・捻挫などに、新鮮な金銭草をすりつぶした汁を内服し、残渣を患部に塗布する。
【性味】 味は甘、性は涼
【帰経】 肝・腎・膀胱経
【処方】
【用量】 常用量は30~60g。単独で最高120~150gまで使用してよい。
【使用上の注意】 結石には長期間持続服薬する必要がある。一般に1ヶ月以上を要する。また、長期間あるいは大量に服用すると、頭のふらつき・動悸などの症状があらわれるが、これは利尿によるカリウム排泄に関係すると考えられる。適当なカリウム塩を補給するほか、金桜子・欠実などの固渋薬を配合するとよい。
【産地】 日本、中国
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