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苦参

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苦参(くじん)

クララSophora flavescens Aiton(マメ科Leguminosae)の根をそのまま、または周皮の大部分を除いたものを切って干したもの

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 苦骨(クコツ)、川参(センジン)、地槐(チカイ)、水槐(スイカイ)、大槐(ダイカイ)
【成分】 アルカロイドのマトリン(matrine)、オキシマトリン(oxymatrine)そのほかを含む
【効能】 消炎止瀉、利尿、鎮痛、解熱、苦味健胃、殺虫止痒
【薬理作用】 清熱燥湿・去風殺虫
利尿・解熱作用、抗真菌作用、抗トリコモナス作用
【臨床応用】 湿疹・皮膚化膿症・女性の陰部掻痒などの皮膚病に対し主として外用する。苦参30gの煎汁あるいは皮膚止痒方の煎汁で患部を洗浄する。一般に苦参は洗浄用か丸薬に使用し、湯剤には用いない方がよい。
【性味】 味は苦、性は寒
【帰経】 心・肝・小腸・大腸・胃経
【処方】 消風散
【用量】 3~15g
【使用上の注意】 苦寒の性質が強いので、肝腎陰虚でも熱象がないときには使用すべきでない
【産地】 中国、韓国、日本
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