本文へスキップ

狗脊

生薬情報目次

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 

狗脊(くせき)

タカワラビCibotium barometz (L.) J. Smith(タカワラビ科Dicksoniaceaee)の根茎を輪切りにして乾燥したもの。

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 金毛狗脊(キンモウクセキ
【成分】 タンニンなど
【効能】 補肝腎、強筋骨、鎮痛、温補
【薬理作用】 補肝腎・強筋骨・去風温
【臨床応用】 肝腎不足の関節リウマチに用いる。補肝腎の力は弱いが、補益性があって風寒湿邪を除去するので、虚弱な老人の寒湿による膝関節痛や腰痛に適している。
【性味】 味は苦・甘、性は温
【帰経】 肝・腎経
【処方】
【用量】 5~9g。煎剤にするか酒に浸けて服用する
【使用上の注意】 多量に服用すると、青酸の吸収過多によって、軽症なら頭がふらつく・嘔吐など。重症なら意識障害・痙攣・呼吸器障害・瞳孔散大などの中毒症状がおこる。Amylnitriteとハイポ (Thiosodium nitrate)による総合治療で解毒すべきである。
【産地】 中国
販売サイト  

ナビゲーション