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黄耆

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黄耆(おうぎ)

キバナオウギAstragalus membranaceus Bunge、ナイモウオウギA.mongholicus Bungeまたはその他同属植物(マメ科Leguminosae)の根を乾燥したもの

【出典】 神農本草経 上品
【別名】 綿黄耆(メンオウギ)、小黄耆(ショウオウギ)
【成分】 サポニン(astragaloside I、Ⅱ、Ⅲなど)、フェノール成分(2'、 4'-dihydroxy-5、 6'-dimethoxyisoflavoneなど)
【効能】 固表止汗、利水利尿作用、強壮作用
【薬理作用】 補気升陽・固表止汗・利水消腫・托毒排膿
水浸液、70%エタノールエキス、エタノールエキスを実験動物に静脈投与すると血圧降下作用が認められた。また、煎液を皮下投与すると利尿作用が認められた。
【臨床応用】 止汗・利尿・強壮薬・肌表の水毒を去る効があるとして、自汗・盗汗・体腫・痳痺・疼痛,小便不利などに応用する。
【性味】 味は甘、性は微温
【帰経】 脾・肺経
【処方】 黄耆建中湯、加味帰脾湯、帰脾湯、七物降下湯、十全大補湯、清心蓮子飲、当帰飲子、人参養栄湯、半夏白朮天麻湯、防已黄耆湯、補中益気湯など
【用量】 一般には、9~15g。脱肛には30gを用いる
【使用上の注意】 高血圧症・顔面の炎症のある人には用いない。
【産地】 中国、韓国、北朝鮮
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