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黄芩

生薬情報目次

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黄芩(おうごん)

コガネバナScutellaria baicalensis Georgi(シソ科Labiatae)の周皮を除いた根を乾燥したもの。収穫時期、加工・調整により堅(丸軸、条芩、枝芩、子芩)、老根(枯芩、平芩)破片(片芩)などの呼び名がある

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 片芩(ヘンゴン)、尖芩(センゴン)
【成分】 オウゴニン(wogonin)、バイカリン(baicalin)、その他のフラボノイド、ステロイド、アミノ酸、精油など
【効能】 消炎、利胆、解熱、利尿、止瀉
【薬理作用】 清熱燥湿・瀉火解毒・安胎
胆汁分泌促進作用・利尿作用また解毒作用がある。
【臨床応用】 主として肺熱をさます。
消炎・解熱薬として・炎症・充血・発熱を伴う疾病で、心下部の痞え、胸脇苦満、煩熱、下痢などを目標に応用する。
【性味】 味は苦、性は寒
【帰経】 心・肺・胆・大腸・小腸経
【処方】 温清飲、乙字湯、黄連解毒湯、荊芥連翹湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡桂枝湯、 柴朴湯、 柴苓湯、 三黄瀉心湯、小柴胡湯、 辛夷清肺湯、清上防風湯、清心蓮子飲、大柴胡湯、女神散、半夏瀉心湯、 防風通聖散、竜胆瀉肝湯
【用量】 6~15g、2歳以下は1.5~5g
【使用上の注意】 脾胃気虚の小児には単独では用いない。少量の党参を配合する
【産地】 中国、北朝鮮、韓国
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