ハスNelumbo nucifera Gaertner(スイレン科Nymphaeaceae)の硬い果実の皮を除いた種子を蒸して乾燥したもの。成熟果実をそのまま乾燥したものを石蓮子、又は蓮実と称する
【出典】 | 神農本草経 上品 |
---|---|
【別名】 | 藕実(グウジツ)、甜石蓮(テンセキレン)、蓮子(レンシ)、石蓮子(セキレンシ) |
【成分】 | アルカロイドのロツシン(lotusine)、demethylcoclaurine、liensinine、isoliensine、neferine、nuciferine、でんぷん、蛋白質、脂肪を含む |
【効能】 | 鎮静、止瀉、滋養強壮 |
【薬理作用】 | 清心益腎・健脾止瀉・益腎固渋 収斂・鎮静・軽度の滋養作用がある。 |
【臨床応用】 | 一般には収斂性強壮薬として補助的役割を果たすにすぎない。 心火をさまして精神を安定させる。心火旺と腎陰不足によっておこった、煩躁・睡眠時不安・動悸・煩熱・口乾・尿が濃い・夢精などの症状(心腎不交)に用いる。清熱・鎮静(清心火)の作用がある。 興奮性神経衰弱に相当する重症には、さらに清熱薬と補益薬を加えなければならない。 脾胃を補益して止瀉する。脾胃気虚による食欲不振・消化吸収不良に用いる。 |
【性味】 | 味は甘・渋、性は平 |
【帰経】 | 肝・腎・心経 |
【処方】 | |
【用量】 | 6~12g |
【使用上の注意】 | 熱積・便秘には使用しない方がよい。 |
【産地】 | 中国 |
販売サイト |