中国古代大型哺乳類の骨の化石化したもの
【出典】 | 神農本草経 上品 |
---|---|
【別名】 | 龍歯(リュウシ)、白龍骨(ビャクリュウコツ)、龍角(リュウカク)、龍骨 |
【成分】 | 炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどを主とする |
【効能】 | 鎮静、鎮痙、消炎、去痰、止血 |
【薬理作用】 | 鎮静安神・固精・平肝潜陽 収斂・消炎作用、去痰作用、止血作用 |
【臨床応用】 | 高血圧症や神経衰弱などでみられる煩躁・不眠・頭がふらつく・目がくらむなどの肝陽上亢の症状に用いる。 腎陽虚で夢精・滑精(日中に無意識に精液をもらすこと)・下痢・帯下・不正性器出血などの症状があるときに、竜骨の収斂作用を利用する。 盗汗・自汗に用いる。 喀血して煩躁・不安のあるときに、竜骨で鎮静することによって止血を補助する。 難治性皮膚潰瘍に用いる。 |
【性味】 | 味は甘・渋、性は平 |
【帰経】 | 心・肝・腎経 |
【処方】 | 桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯 |
【用量】 | 9~30g。固渋剤として用いる場合はやや大量。湯剤には、砕いて先に煎じる。 |
【使用上の注意】 | 竜骨は生で用いると精神安定の効果が強く、焼いて用いると収斂の力が強い。 |
【産地】 | 中国 |
販売サイト |