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酸棗仁

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酸棗仁(さんそうにん)

サネブトナツメZizyphus jujuba Miller(クロウメモドキ科Rhamnaceae)の果実の核の中にある種子を乾燥したもの

【出典】 神農本草経 上品
【別名】 棘(キョク)、棗(ソウ)、山棗(サンソウ)
【成分】 脂肪酸、ステロイドのsitosterol、サポニンのジュジュポシド(jujuuboside A、B、C)などを含む
【効能】 神経・精神の強壮、鎮静、催眠、健胃
【薬理作用】 養肝・寧心・安神・斂汗
鎮静作用・降圧作用・子宮興奮作用
【臨床応用】 不眠に用いる。血虚による胸があつ苦しい・不眠などの症状で、とくに動悸・不安・自汗・盗汗などの症状があるものに適している(神経衰弱、とくに心臓神経症)。
虚弱者の多汗には、五味子・白芍・党参などを配合して用いる。
【性味】 味は甘・酸、性は平
【帰経】 心・脾・肝・胆経
【処方】 加味温胆湯加味帰脾湯、酸棗仁湯
【用量】 9~18g。大量では21~24g、最大30gまで。大量に用いて昏睡・知覚喪失を来したとの報告があるので注意を要する。
【使用上の注意】 薬性はおだやかで、精神安定と同時に滋養強壮作用がある。一般に炒って用いる。実験データと臨床経験によると、生酸棗仁と炒したものにはそれぞれ適応症がある。虚熱・もうろう状態、あるいは煩躁・疲れやすいなどの症状があるときは、鎮静効果が強い生あるいは半生半灼を用いる方がよい。消化不良・自汗など脾胃気虚の症状がある場合は炒って用いる方がよい。
【産地】 中国、ビルマ、タイ
販売サイト 酸棗仁 原形・500g の通信販売(通販)【ナガエ薬局】

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