バラ科RosaceaeのサンザシCrataegus cuneata Siebolt et ZuccariniおよびオオサンザシC. pinnatifida Bunge var. major N. E. Brownの変種の成熟した偽果を乾燥したもの。黒焼きにしたものは山査子炭という
【出典】 | 新修本草 |
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【別名】 | 山楂子(サンザシ)、山査(サンサ)、査肉(サニク)、山査肉(サンサニク) |
【成分】 | クエルセチン(quercetin)、消化酵素(protease、 amylase)、サポニン(saponin)、タンニン(tannin)、ビタミン(Vitamin C)などを含む |
【効能】 | 健胃、消化、整腸、駆瘀血 |
【薬理作用】 | 消食化積・去瘀行滞 消化促進作用、抗菌作用、血管拡張・降圧作用 |
【臨床応用】 | 消化不良に使用する。とくに脂っこい食物・肉や脂肪の多い食物による消化不良に適している。胃酸欠乏症にも、乳幼児の消化不良・食欲不振にも効果がある。
下痢に使用する。 瘀血による疼痛に使用する。血管を拡張することによってうっ血を除く(去瘀)ので、月経痛・産後の下腹部痛・悪露がとまらないときなどに使用する。 出血には山査子炭を用いる。 |
【性味】 | 味は酸・甘、性は微温 |
【帰経】 | 脾・胃・肝経 |
【処方】 | |
【用量】 | 6~12g |
【使用上の注意】 | 呑酸・吐酸など胃酸過多の症状があるときには用いない方がよい。胃潰瘍にも用いない方がよい。 |
【産地】 | 中国 |
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