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青皮

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青皮(せいひ)

ミカン科 Rutaceae 柑桔 Citrus reticulata Blanco の青い未成熟果皮

【出典】 神農本草経 上品
【別名】 青皮(ジョウヒ)
【成分】 ヘスペリジン(hesperidin)、ナリンジン(naringin)、リモネン(limonene)、リナロール(linalool)、シネフリン(synephrine)など
【効能】 芳香性健胃薬、鎮咳、去痰
【薬理作用】 疏肝破気・散積化滞
健胃作用〔陳皮と同じ〕、行気・化滞(不消化物を除去すること。)作用〔陳皮より強い〕、発汗・去寒の効能もある。
【臨床応用】 胸脇部が脹って痛むときに用いる。
消化不良に用いる。上腹部がつかえて苦しい・食物が消化されず腹にもたれるなどの症状に適用するが、陳皮だけでは十分効果がないので、青皮を配合して破気散積(胃腸の蠕動を促進して消化を進め、膨満を除くことと考えられる。)して用いる。
乳腺炎・乳房結核に使用する。
【性味】 味は苦・辛、性は温
【帰経】 肝・胆経
【処方】
【用量】 3~6g
【使用上の注意】 気虚で汗が多いときには、多量に使用してはならない。
青皮と陳皮の性質は基本的に同じであるが、青皮の方が性質が激しくて疏肝破気・散結化滞の力が強いので、脇痛・腹のつかえ・消化不良・乳房の腫脹に使用し、陳皮は健脾燥湿・理気化痰の力が強いので、上腹部の膨満・嘔吐・下痢・咳嗽・喀痰に使用する。
【産地】 中国、日本
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