本文へスキップ

紫苑

生薬情報目次

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 

紫苑(しおん)

シオンAster tataricus L. f.(軟紫苑:キク科Compositae)およびオタカラコウLigularia fischeri Turcz.(硬紫苑:キク科Compositae)などの同属近似数種の根および根茎を乾燥したもの

【出典】 神農本草経 上品
【別名】 青宛(セイオン)、返魂草(ハンコンソウ)、紫苑茸(シオンジョウ)、山紫苑(サンシオン)
【成分】 トリテルペノイドのepifriedelinol、friedelin、shionone、およびアステルサポニン(astersaponin)などを含む
【効能】 鎮咳、去痰、利尿
【薬理作用】 止咳化痰
去痰作用、抗結核作用、抗菌・抗ウイルス作用、利尿作用
【臨床応用】 主として慢性の咳嗽、とくに痰が多くてつまる・喀出してもすっきりしない・痰に血がまじるなどの寒咳(慢性気管支炎・肺結核など)に用いる。
【性味】 味は辛・苦、性は温
【帰経】 肺経
【処方】
【用量】 5~9g
【使用上の注意】 紫苑は滋潤薬ではないので、肺陰虚で乾咳・口乾などの虚火上炎の症状があるときには用いない方がよい。
【産地】 中国、モンゴル、朝鮮、日本
販売サイト  

ナビゲーション