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体を温める食品には今話題の金時しょうがや唐辛子があります。 |
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冷え症によく用いる話題の金時しょうがや唐辛子は、体を温める作用があります。中医学では、辛温解表薬の部類に属します。 これら単体を元気のない冷え性の方が長期間他の生薬と配合せず服用すると陽虚或いは気虚の病理状態が悪化する可能性が高くなります。そのためには、補気薬、補益薬の生薬を合わせて使用します。高麗人参や紅参を一緒に使用します。
また、しもやけやレイノー症などの冷え症の人には、唐辛子の使用もおすすめします。腹部の冷えを改善することで体全身に気血津液精が停滞することなく巡りますので、冷え症による病気(便秘、頭痛、肩こり、不眠、めまい、耳鳴り、肥満、むくみ)などが改善されていきます。
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生のしょうがと乾燥したしょうがの違い |
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中国では、漢方処方に生姜が使われます。この生姜は、生のしょうがです。生のしょうがを乾燥したり、熱をかけて乾燥するとショウガオールに変化し、体を温めるパワーが増し全身を温める力が強くなります。金時しょうがは、普通のしょうがよりも辛み成分のジンゲオールが多く含まれていますので金時しょうがの乾燥品の方がショウガオールの量が増えますのでよいと思います。
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