高血圧と漢方のことなら家庭の中医学  
漢方薬一覧中医漢方処方解説
中医生薬解説
コンビニ漢方
症状から見た
中医用語解説
無料漢方相談
免責
リンク
著作権
 
 
  高血圧と漢方

本態性高血圧の原因とメカニズム


   
現代医学による高血圧の診断と治療
現代医学による高血圧と原因
本態性高血圧の原因とメカニズム
中医学から見た高血圧
陰と陽のアンバランス
無症状高血圧症
   
1 現代医学による高血圧症の診断と治療
  健康診断などで「高血圧症」といわれる人はかなりいます。しかし、高血圧症には自覚症状がないことが多く、原因を絞りこむことが難しいため、根本的な治療がしにくいのが現状です。
   
  本態性高血圧症の原因とメカニズム  本態性高血圧症の原因ははっきりしませんが、引き金になる要因としては、加齢やストレス、塩分、高カロリーの食事、性別、家族歴、運動不足、酒、タバコなどが考えられます。 例えば、40歳ころになると、血管の中にたまってきたゴミが血液の流れを妨害するようになるため、血圧が高くなります。これは、どんなに気をつけていても避けられません。
 強い精神的なストレスを受けると、交感神経が強く緊張して血管を強く収縮させるので、血圧が高くなります。また、血圧を上昇させるホルモンが血液の中で増え、脈拍も速くなります。
 また、塩分をとりすぎると、余ったナトリウムがからだの中にたまり、循環血液の量が増えるため、血圧が高くなることがあります。もちろん、たくさん塩分をとっても血圧が正常な人もいます。ただ、統計的には、一日におよそ7グラム以上ナトリウムをとる人に高血圧が多いといわれています。
 家族歴も関係していると考えられます。両親のどちらかが高血圧症である場合、子どもが高血圧症になる確率はかなり高くなるというデータもあり、食生活が似ていることも要因のひとつと考えられます。
生活に気をつけながら必要に応じて薬を併用する
 このように、本態性高血圧症はさまざまな原因がからんで起こるので、問診や検査などによって、考えられる原因を絞りこみ、生活習慣を改善したうえで、その人に最もあう薬を併用しながら治療を行います。
 自分でできることとしては、塩分を制限し、カロリーを制限して肥満にならないように気をつける、できるだけ毎日適度の運動をする、ストレス解消法を見つける、酒はほどほどに飲むといったことがあげられます。これらの療法は、高血圧症と深い関係のある動脈硬化や糖尿病などを予防するうえでも重要です。
 そのうえで、どのような理由で血圧が高くなっているかによって、循環血液量を減らしたり、血管を拡張させたり、心臓の働きを抑えて、心臓からの血液の拍出量を減らす薬を用います。現在使われているのは、利尿剤や血管拡張剤、交感神経抑制剤、レニンアンギオテンシン酵素阻害剤です。このうち、血管拡張剤としてのカルシウム拮抗剤、交感神経抑制剤、レニンアンギオテンシン酵素阻害剤がよく使われます。こうして将来の病気に備えるのが、現代医学の考え方です。

Copyright (C) 2001 sm-sun.com All Rights Reserved.