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からだの中では、基本物質がバランスを保っている
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からだの中では、活動エネルギー(陽気)と、血液・正常な水液・からだの成長発育の源となる物質である「精」(陰液と総称)といった、からだをつくる基本物質が助けあい、抑えあい、変化しあいながら生命活動を行っています。これらの基本物質は、いずれも飲食物からつくられます。
活動エネルギーは、陰液が蒸されて気化したもので、目に見えないほど小さな物質からなっています。熱く活動的で、上あるいは外の方向に向かう性質があります。一方、陰液は液状の栄養物質で、重くて冷たく、下あるいは内側に向かう性質をもっています。
陰液は、活動エネルギーによって非常に細かい栄養素につくり変えられ、さらに細かくされて、活動エネルギーにまで高められます。また、活動エネルギーは飲食物を取り入れ、新たな陰液をつくりだすという代謝の過程を通して、互いにバランスを保ち、無数に張りめぐらされた「通り道」を通って、内臓をはじめ、からだじゅうをめぐって働いています。 |
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