薏苡仁湯のことなら家庭の中医学。薏苡仁湯の処方解説は家庭の中医学が参考になります。  
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  甘麦大棗湯 カンバクタイソウトウ
甘麦大棗湯
 甘麦大棗湯
 

「甘麦大棗湯」は、小麦、大棗、甘草の3種類の生薬から成り、それぞれの生薬名をとって処方名とされました。


日本漢方の効能・・・夜泣き、ひきつけ、不眠症、てんかん、神経症、チック症、舞踏病、そううつ傾向など

  甘麦大棗湯 処方構成
大棗6.0;炙甘草3.0;小麦20.0

  甘麦大棗湯 中医学解説

【効能】 養心安神・健脾緩中
【適応症】 特別に神経過敏の人で、不安、不眠、ヒステリー症状、全身または局所の筋肉の硬直やけいれんのある人。腹直筋の緊張を認めることもあります。また、あくびを連発する場合があります
【類方比較】 十全大補湯:体力が衰えて顔色が悪く、疲労倦怠感を訴えるが、本方よりも神経症状が軽度の場合に用います。(気血両虚と虚寒)
桂枝加竜骨牡蛎湯:貧血はあまりないが、精神不安、不眠、陰萎などを訴える場合に用います。
(気血不足と陽虚)
【解説】

甘麦大棗湯は、養心安神・止汗の小麦と養営安神の大棗は優れた栄誉に富鎮静作用があります。炙甘草で吸収を良くし大棗とともに痙攣を抑制させます

【治療の現場から】

抑鬱が強く、びくびくしたり動悸が強ければ人参養栄湯の併用をおすすめします。

【臨床応用】 夜泣き、ひきつけ、不眠症、てんかん、神経症、チック症、舞踏病、そううつ傾向

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