婦人科

外性器の発育異常・・・女性の病気と異常

半陰陽といわれるもので、外性器の形から、女性か男性か決めかねるもので、女性と男性の性器の特徴を両方持っている場合をいいます。真性半陰陽と仮性半陰陽の場合があります。
真性半陰陽というのは、男女両方の性腺、つまり、睾丸(精巣)と卵巣の両方を持っていて、外性器の形も、男女いずれとも決めにくい場合です。
仮性半陰陽というのは、卵巣を持っているが、外性器の形は男性的、精巣を持っているが、外性器の形は女性的な場合です。生まれた直後に、女性か男性かを決定するのですが、ほとんどの場合、その外形から判定できます。しかし、ごくまれには判断に困るときがあります。その場合は、一応は、男女いずれかに近い形を持ったほうに、決定するのです。しかし、この仮性半陰陽のような場合には、性染色体の検査とか、ホルモンの測定とか、心理的な発達の状態を観察しながら、ほんとうの性を決定するには、ある程度の年月がたたなければ困難です。
治療の手段は、ほとんどありませんが、患者の希望によって整形手術を行う程度のことでしょう。

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