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思春期になっても生理がない |
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■ 西洋医学の立場から
原発性無月経で、基礎体温が一相性である場合は、排卵も起こっていません。考えられる原因は次の2つです。
イ. 卵巣形成不全症
血液中の性腺刺激ホルモン(FSH,LH)を測定すると高値を示します。血液中の卵胞ホルモン(エストロゲン)値が非常に低い値を示すことが普通です。腹腔内検査で調べると卵巣が瘢痕性で、発育していません。乳房・子宮の発育も非常に貧弱です。
ロ. ターナー症候群
染色体に異常があって、生まれつき「原始卵胞(卵巣の中にある未熟な卵胞のことで卵子のもとになるもの)がほとんどない。あるいは卵巣が卵胞刺激ホルモンに反応しないなど性線の機能障害が見られるものです。
■ 中医学の立場から
原発性月経は虚弱体質であることが多いと考えられます。
イ. 気血虚弱
飲食の不節制や過労により、化源不足となって、月経血になる血が不足し、血海(生殖のための全身の経絡から集まってきた月経血を蔵する仮想の場所)が空虚となるため無月経となります。
ロ. 肝腎不足
虚弱体質で腎気がまだ盛んになっていないと、天癸も未熟で陰血も不足し、血海に経血が集まってこず、集まってもすぐに血海が空虚となるため、月経の発来を維持できません。
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