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痛みはからだが発する重要な信号 |
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胃は感情や情緒の影響を受けやすいため、心配事があるだけでつかえたり痛んだりします。逆に胃潰瘍を患っている人でも、うれしいことがあると痛みを忘れることもあるのです。
そのため、痛みの有無だけで胃腸病の診断をすることはできませんが、からだが発する重要な信号であることは確かです。痛みがあるということは機能が停滞している証拠ですから、放置しておくと重大な病気につながりかねません。
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ゲップやため息も診断の基準になる |
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胃潰瘍の診断方法は、痛みのほかにゲップやため息、つかえ、脹り、酸っぱい水が上がってくるかどうか、吐血・下血の有無などが基準になります。
ゲップやため息は、おなかが脹って苦しいときに出ます。精神的な問題が大きく、肝に原因があるときはため息もゲップも大きく、気が不足している場合には小さなため息やゲップを繰り返すという特徴があります。また、胸からのどにかけてつまったような感じがあり、ゲップが出そうで出ない場合は、脾胃に滞っている水が原因と考えられます。 |
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