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口内炎(経行口糜)ケイコウコウビ」 |
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生理の都度口や舌の瘡・びらんが繰り返されることを経行口糜(ケイコウコウビ)と言います。
病因病機として、多くは熱であり胃熱と陰虚火旺が考えられます。日本での臨床では、心火が多くみられるようです。経行口糜の弁証は、「胃熱」「陰虚火旺」となります。
1胃熱
しつこくて辛い食事を好んで食べていると胃熱が発生し血熱内盛するようになります。肝気旺盛となり生理開始時期に肝気が化火し、その火が上逆するために、口内炎などの症状が出ます。全身症状としては、口と喉が乾燥し水分を欲しがるようになります。月経過多を誘発するようになります。
治則:清胃瀉熱
方剤:黄連解毒湯(口渇 多飲)
:三黄瀉心湯(便秘)
:半夏瀉心湯(下痢)
2陰虚火旺
陰虚体質であると生理開始頃の陰血不足による肝気旺盛のために化火します。この虚火が上逆し口に影響を与え口内炎となります。しかし、生理が始まると肝気が徐々に静まっていくので生理が終わる頃には症状が消失します。全身症状としては、ふらつきや耳鳴り、手や足の裏の火照り、痰は少なく喉が乾き乾いた咳が出るなどの症状があります。
治則:滋陰降火
方剤:知柏地黄丸
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