漢方では消化管や内臓器の炎症を裏熱といい、裏熱の状態になると口が渇き、尿の量が少なくなったり、便秘したり、体がかゆくなったり、又口内粘膜が炎症をおこし痛みます。
茵蔯蒿・山梔子・大黄は、胆汁の分泌と排泄を促進します。茵蔯蒿は、胆汁中の胆汁酸ビルビリンを増加させ、胆のう収縮作用をもち、山梔子も、ビルビリン代謝、胆汁分泌を促進し胆のう収縮に働きます。大黄は胆汁の流量を増加させ、茵蔯蒿・山梔子の作用を促進します。以上の作用により黄疸を消過させます(退黄)。
茵蔯蒿・山梔子・大黄は、消炎、解熱、抗菌に働きます(清熱)。
茵蔯蒿・山梔子は・利尿作用をもち、毒素や代謝産物を排泄し、炎症性滲出を抑えます(利湿)。
大黄は、瀉下作用により糞便を除き、毒素の吸収を防ぎます(瀉下)。
山梔子・大黄は、止血に働きます。
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